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 司法試験及び司法試験予備試験の試験実施形式について、令和8年に実施する試験からパソコンを使用した試験実施形式(CBT:Computer Based Testing)の導入を目指し、法務省大臣官房人事課にて検討が進められています。
 法科大学院協会では、アンケートで会員校の皆さまから寄せられた内容をもとに、法務省にCBTに関する質問をし、回答をいただきましたので、ここに公表いたします。なお、今後法務省から新たな情報の提供がありましたら、随時更新する予定です。

回答(令和6年11月29日付け)PDF
CBT方式による試験導入に関するQ&A(令和7年4月25日更新)PDF

※以下のQ&Aは「CBT方式による試験導入に関するQ&A(令和7年4月25日更新)」の内容と同じです。
※回答は、更新日現在の情報であり、今後のCBTシステムの開発状況等によって変更となる可能性があります。
【導入範囲等について】
Q1 司法試験には、短答式試験と論文式試験がありますが、どちらもCBT方式による試験(以下「CBT試験」という。)が導入されるのでしょうか。
追記 Q2 CBT試験の練習版や体験版は提供されるのでしょうか。
追記 Q3 Q2の公開時期はいつ頃でしょうか。
追記 Q4 CBT試験の操作マニュアル等は提供されるのでしょうか。
【実施方法について】
Q5 CBT試験はどのような方法で実施されるのでしょうか。
Q6 短答式試験において解答の修正は可能でしょうか。また、問題をスキップして後から戻ることは可能でしょうか。
Q7 CBTシステムに搭載する司法試験用法文の表示形式について教えてください。
【使用するパソコンについて】
Q8 CBT試験で使用するパソコンのスペック等について教えてください。
Q9 CBT試験で使用するノートパソコンのキーボード配列について教えてください。
Q10 CBT試験においてマウスは使用するのでしょうか。
【パソコンの文字入力について】
Q11 CBT試験で使用する文字入力ソフトについて教えてください。
NEW Q12 日本語 Microsoft-IME の学習機能等は使用できるのでしょうか。
追記 Q13 CBT試験では、コピーや貼り付け等の機能は使用できるのでしょうか。
NEW Q14 CBT試験では、インデントの設定や、禁則処理(句読点等が文頭にこないようにする処理)等の機能は使用できるのでしょうか。
NEW Q15 CBT試験では、入力できる文字に制限はあるのでしょうか。
その他
Q16 試験当日、試験開始前にタイピング等のCBT試験の操作性を確認できる時間はありますか。
追記 Q17 受験者が使用する試験実施中の画面イメージを教えてください。
NEW Q18 画面イメージの公開から体験版の公開までに変更された点はありますか。

【導入範囲等について】
Q1 司法試験には、短答式試験と論文式試験がありますが、どちらもCBT方式による試験(以下「CBT試験」という。)が導入されるのでしょうか。
 司法試験については、令和8年試験から短答式試験及び論文式試験のいずれにもCBT試験を導入することを目指しています。
なお、司法試験予備試験については、令和8年試験においては、論文式試験のみを対象としてCBT試験を導入することを目指しています。

Q2 CBT試験の練習版や体験版は提供されるのでしょうか。
 ホームページ等で提供することを予定しています。
(R7.4.25 追記)New
「司法試験等 CBT システム(体験版)」をホームページに公開しました。

Q3 Q2の公開時期はいつ頃でしょうか。
A 令和7年4月頃を目指しています。
(R7.4.25 追記)New
「司法試験等 CBT システム(体験版)」をホームページに公開しました。

Q4 CBT試験の操作マニュアル等は提供されるのでしょうか。
A CBT試験の練習版や体験版と同時に公開することを予定しています。
(R7.4.25 追記)New
「使用方法・注意事項」、「操作マニュアル(論文式)」、「操作マニュアル(短答式)」
をホームページに公開しました。

【実施方法について】
Q5 CBT試験はどのような方法で実施されるのでしょうか。
 CBT試験では、司法試験委員会(法務省)が用意したパソコンを使用して試験を実施することを予定しています。なお、従前同様、集合形式での試験実施を予定しています。

Q6 短答式試験において解答の修正は可能でしょうか。また、問題をスキップして後から戻ることは可能でしょうか。
 解答の修正は可能です。また、問題をスキップして後から戻ることも可能です。

Q7 CBTシステムに搭載する司法試験用法文の表示形式について教えてください。
 電子政府の総合窓口(e-Gov)の法令検索のような、横書きでの表示を予定しています。

【使用するパソコンについて】
Q8 CBT試験で使用するパソコンのスペック等について教えてください。
A 全試験場で同等のスペックを有するノートパソコンを用意することを予定しています。用意するノートパソコンは、以下の基準を満たすものとする予定です。
・OS:Windows 11 Pro
・CPU:1.5 GHz 以上のマルチコアプロセッサ
・メモリ:8GB 以上
・画面解像度:1920×1080 ピクセル以上
・モニターサイズ:16 インチ以上(モニターの対角線の長さが40.6cm以上)
・ネットワークインターフェース:IEEE802.11ac 対応
PC

Q9 CBT試験で使用するノートパソコンのキーボード配列について教えてください。
A Windows の日本語用キーボードで、106キーボード、108/109キーボード、112キーボードのいずれかを予定しています。

Q10 CBT試験においてマウスは使用するのでしょうか 。
A 使用することを予定しています 。

【パソコンの文字入力について】
Q11 CBT試験で使用する文字入力ソフトについて教えてください。
A 日本語Microsoft-IME を使用する予定です。

NEW
Q12 日本語 Microsoft-IME の学習機能等は使用できるのでしょうか。
A 学習機能は使用可能とする予定ですが、予測変換機能は使用不可とする予定です。

Q13 CBT試験では、コピーや貼り付け等の機能は使用できるのでしょうか。
A コピー、貼り付け、検索等のドキュメント編集に係る一部機能は使用できるようにする予定です。
ただし、Windows のキーボードショートカットキー機能は使用できないようにする予定であり、ショートカットキーではなく、マウス操作(※)により当該機能を実行することを予定しています。
また、Microsoft-IME の予測文字変換、手書き入力等の機能は使用できないようにする予定です。
※ 画面に表示されている「コピー」、「貼り付け」といったボタンをマウスポインターで押下することにより、当該機能を実行することを指します。
(R7.4.25 追記)New
上記のとおり、当初は、Windows のキーボードショートカットキーは使用不可と
する予定でしたが、
・Ctrl+C(コピー)
・Ctrl+V(貼付け)
・Ctrl+X(切取り)
・Ctrl+Z(元に戻る)
については使用可能とする予定に変更しました。

NEW
Q14 CBT試験では、インデントの設定や、禁則処理(句読点等が文頭にこないようにする処理)等の機能は使用できるのでしょうか。
 インデントの設定や、禁則処理の機能は使用できない予定です。 

NEW
Q15 CBT試験では、入力できる文字に制限はあるのでしょうか。
 一部文字の入力を制限する予定です。具体的には、半角文字は入力できず、半角文字を入力した場合、自動的に全角に変換されて入力されます。また、一部(⑴、①、ⅰ等)を除き、記号等の入力もできません。

Q16 試験当日、試験開始前にタイピング等のCBT試験の操作性を確認できる時間はありますか。
 試験開始前に操作性を確認するための画面を用意することを検討しています 。

Q17 受験者が使用する試験実施中の画面イメージを教えてください。
 現段階で想定している画面のイメージは以下のとおりです 。

○2画面(問題文及び答案作成)を表示した場合のイメージ
PC

○3画面(問題文、試験用法文及び答案作成)を表示した場合のイメージ
PC
(R7.4.25 追記)New
最新の画面イメージは体験版を参照して下さい。

NEW
Q18 画面イメージの公開から体験版の公開までに変更された点はありますか。
 主な変更点は以下のとおりです。なお、今後も、公開している体験版のアプリケーションから更に変更となる可能性があります。
・消しゴムのサイズを1段階(固定)から3段階(大中小)へ選択可能としました。
・答案画面の右上に表示される「残り時間」の表示を拡大しました。
・ツールバーのアイコンを見やすく変更しました。
・テキスト入力ツールの背景色を変更可能としました。
・テキスト入力ツールの入力後の位置変更を可能としました。
・構成用紙ツール(メモ機能)の表示位置を変更しました。
・構成用紙ツール(メモ機能)等に記載できる文字について、見出しに使用する「(1)、①、ⅰ」等の環境依存文字を使用可能としました。
・一部のショートカットキー(コピー、切取り、貼付け、元に戻す)を使用可能としました。
・その他、軽微な不具合を修正しました。